青空リミット

「八尋くん、どんなのくれるんだろうね〜」


「ちょっとカエちゃん声大きいよ…!」


 この教室にまだそこまで人がいなくてよかった。


 …確かに、八尋くんがどんなのくれるのかは私も気になる。


 バレンタインを渡すのが初めてだったから、ホワイトデーのお返しをもらうのだって初めてだ。


 …本当に、楽しみだ。


「あ、そうだこの前さー…」


 それから私とカエちゃんはたわいもない話をして過ごした。


 そして少し経つと、あの人の声が聞こえた。