「よーしじゃあ移動しろよー」


 みんながくじを引き終えて、次の新しい席が確定した。


 まだ全員とは仲良くなれてない私は、私の隣がだれなのかがわかっていなかった。


 私は新しい席になる1番後ろの左から2番目、13番の席に足を運んだ。


 …ん?ちょっと待って。私、間違ってない?


 もう一度新しい席順を確認するが、私は13番の席で合っていた。


 え、うそ…。


 私は一瞬固まってしまった。


 だって、新しい席の隣には、


 八尋くんが、いたから。