マミちゃんと別れて、これから生活をする新しいクラスの前に来た。


 中に入ると、所々から少しの話し声が聞こえるだけで、とても静かだった。


 私は涼風なので結構入り口から遠い席になる。


 私は下を向いたまま、席についた。


「みなさん、この度はご卒業おめでとうございます。5組の担任の佐藤です」


 しばらくすると担任の先生が教室に入り、挨拶を始めた。


 私はその間、クラスメイトに目を向けていた。


 あ、あの子かわいいな…。あれ?あの子部活の練習試合で見たことある…。あ、あの子と話してみたいな。


 そんなことを考えながら見ていると、