青空リミット

 文化祭当日、私はリオちゃんとカエちゃんと3人で回っていた。


「…ねぇねぇ2人とも。ちょっと聞いて欲しいことがあるんだけど…」


 私がそう言うと、2人はなになに?と言って私を見た。


「…好きな人、できたかも」


「えっ!?だ、誰っ?」


 私は恥ずかしさのあまり小さな声で言ったけど、2人の耳にはしっかりと届いたみたい。


「や、八尋くん…!」


 今から2日前…つまり、残って文化祭の準備をしていた時、私は八尋くんと話した。


 そしてその日の夜、私はそのことがずっと頭から離れなかったんだ。


 彼の声とか笑顔とかが、私の頭の中を埋め尽くしていったんだ。


 それで私は気づいたんだ。


 私は八尋くんのことが好きなんだってことを。