雑草を抜く手を止めて顔を上げると、 「……せっかくこんなに、可愛いのに」 今度は目を逸らさずにそう言われた。 胸の奥がキュンとなって、目を合わせたまま心臓がドキドキし始める。 ……えっ。待ってまって、これって。 「ねえ。今朝言ってた『彼氏』……俺じゃだめかな?」 き……きたーーーー!!