キミの愛情120%



「……帰ってますよ。リナ、もう不良少女じゃないんで」


ちょっと唇を尖らせて言うと、亮平さんはくすりと笑った。

「ならいいんだけどさ。さっきの里菜ちゃん、あの頃の里菜ちゃんに似てたからつい声かけちゃった」

「似てた……?」

「泣いてなかった? さっき」


どきん。


「……え~? 泣いてないですよお。ちょっと考え事してたっていうか……」


あはは、と笑っていたら、亮平さんが静かに近づいてくる。

その手が伸びて、リナの頬に触れた。細められた瞳の奥は、誘うみたいに深く、暗い。



「……寂しいんなら、また一緒にいてあげよっか」



――パシッ。


亮平さんの腕を、誰かの手がつかんだ。

リナの頬から亮平さんの手を離して、亮平さんをじっと睨む。