「大好きだから、嘘をついたの。でもマルにバレて……そしたら、途端に自分が情けなくなった。大好きなマルに嘘をついた自分が、こんな行動に出ちゃった自分が、気持ち悪くて、知られたくなくて」
「……そんなこと」
「ないって、マルは言ってくれるってわかってたの。でも自分で自分が許せなかったの。でも……もう、誤魔化すのはやめる」
こんな自分から目をそらすことも、ふたりに自分の本質を隠し続けるのも。
もう、やめにするんだ。
「リナはね。二人が大好き。勝手に好きすぎて、重すぎること言ったり、しちゃうかもしれないけど、それがリナなの。だからね、えっと……」
そのとき頭に浮かんだのは、初めて二人がリナに声をかけてくれた日のことだった。
中学二年のはじめ。三人一組で遠足の班を決めなくてはならないときに、リナはクラスの女子から嫌われて一人になっていた。
そのときに声をかけてくれたのが、マルとチョコちゃんで。



