キミの愛情120%



「……そーだねえ。マルちゃんは、他人にどんなに『良い』って言われても、自分が納得しないと『良い』と思えないタイプだよね」


ここ半年でマルの人となりに少しでも触れてきた先輩が、困った顔をして微笑む。

「そうなんです。それがマルのいいところでもあるんですけどね」

「……だから里菜ちゃんは、ここまでするの?」


先輩がリナの隣にしゃがみこんで、白い息を吐きながらこちらを見つめた。


「重いですか?」

「……いや」


先輩が目線を下げて言いよどむ。

わかるよ。普通の友達なら、ここまでしないのかもね。リナは友達少ないけど、そのくらいはわかる。

でも、


「リナにとっては、普通の友達じゃないから」


世界一、大事な人だから。


「リナのエネルギーは、マルとチョコちゃんのために使うって決めてるんです。それって、こういうときでしょ」

「……………」


隣が無言になった。

引いたのか、リナのクソ重語りに飽きたのかわからないけど、まあいいや。