キミの愛情120%



「忘れてください……」

「あはは。それは無理だけど~。ごめんね? 俺のせいで面倒ごとに巻き込まれちゃって」

「いえ……それより、ちゃんと先輩からも事情説明してあげてくださいね」


「うん」とうなずく先輩の表情はいつも通りに見えるけど、どこか悲しそうに見えるのは気のせいかな。リナの考えすぎかな……。


「先輩、やっぱりモテますね。あの人たち、みんな先輩のこと大好きなんですね」

「……そうだね。ありがたいね」

「先輩の普段の行いの結果だと思います」


そう言うと、先輩は目をぱちくりさせてリナを見た。な、なんだよ。


「里菜ちゃん、最近やたら褒めてくれるよね。何か企んでる?」

「もう二度と褒めませんからね!?」


冗談だよ~とケラケラ笑う。

いつも通りで腹立つな。元気なさそうに見えたの、やっぱり気のせいだった?


「でも結局泣かせちゃってるから、俺は最低男なんだよね」


その表情が不意に自嘲した笑顔に変わったとき、あ、気のせいじゃなかった、と思った。

先輩があの涙を見て、何も思わないわけないんだ。