スズカさんたちは自分たちの口から出てくる言葉にもう一度顔を見合わせて、それからこくんと頷いた。
「……ごめんね。私たち、ちょっと冷静じゃなかったかも。諒が自分から言ってくれるまで、おとなしく待つわ」
「……すみません。偉そうなこと言って」
「ううん。むしろありがとう。気づかせてくれて」
「…………」
女の子たちはお互いに慰めあいながら、校舎の中へ戻っていった。
リナはなんだかその場から動けなくて、ぽつんとそこに立ち止まったままだった。
「りーなちゃん」
「!」
振り返ると、松原先輩がすぐ近くの窓から顔を出してリナを見ていた。
クリスマスぶりに見る端正な顔立ちと予想外のタイミングで出会って驚く。
「いつからそこに……」
「『リナは先輩の彼女じゃないです』あたりから?」
「え、結構序盤なんですけど」
「マルちゃんたちに里菜ちゃんが連れていかれたーって聞いて探しにきたんだけどさ。なんか里菜ちゃんが感動すること言ってくれてたから、つい聞き入っちゃったよね」
「ええっ……!?」
はっっず。あれ聞かれてたの? 軽く地中に埋まりたいんですけど。



