キミの愛情120%



「里菜ちゃんは、チーズケーキが好きなんだね」

「えっ。なんでわかるんですか」

「この前、俺に半分くれたでしょ」

「あ……そういえば」

「駅前にチーズケーキ美味しいところ知ってるよ。今度行こ」

「……はーい」


いつもだったら絶対行ってやるもんかって思うのに。素直に頷いてしまうくらいには、自分は今クリスマスマジックにかかっているみたいだ。



「ありがとうございました~」


食事を終えて外に出ると、白いものが視界をちらついた。

「……えっ」

「わ、雪じゃん」

小降りの雪が、ゆらゆら落ちてくる。

こんなの……。



「ホワイトクリスマスだ」



横を見あげると、先輩がこちらを見て嬉しそうに笑っていた。

彼が吐く息も、リナの息も、白く染まる。

何も言えずにただただ見つめ返していると、寒さで身体がぶるりと震えた。