キミの愛情120%



「…………」

「…………」


先輩のせいで変な空気になった。


「……えーっと。引き留めてごめんね。グッズ見る?」

「……やっぱりいいです」

「じゃあ、ご飯食べに行こっか」


おなかすいてる?と調子の戻ったらしい先輩がいつもの笑顔で聞いてくる。

すいてるけど、それより胸がいっぱいであんまり食べられないかもと思った。


ダメなのに。

コイツに否定されている感情が、コイツのせいで、ドキドキと一緒にリナの心に着実に降り積もっていく。

それを必死に見ないふりするリナってほんと健気だと思うんだけど、オメーはそこんとこどう思ってますかね?






18時頃予約しておいたディナーは、イルミネーションがある通りのおしゃれなカフェ。

ふわふわのオムライスとデザートのケーキはどれも絶品で、目の前には周囲の女性の目をひきまくっている極上の男がいて。

ケーキの美味しさに感動するリナを見つめる視線があんまり優しいから、現実じゃないみたいでくらくらした。