それから高岡は少し歩き疲れたと言い、カフェで休むと独り離れていった。

 モモが余命宣告の病を心配したので花純は付き添うとその後を追い、桔梗は明日のための(かばん)と、先程のドレスのための小物を選ぶことを提案して、後ろ髪引かれるモモの背中を優しく押した。

 全てのコーディネートを終えて戻った頃には、既に紳士は元気を取り戻していた。

 四人揃ってパンケーキを楽しみ、それから無事に帰路に着いた。

 遅い夕食を作り出した頃には既に宵闇は広がり、明日の天気を願ってモモは窓の向こうの月を見上げた。

 そして……ちょうど今、行なわれているであろう貸切公演の成功を祈って──。



★以降は前回(他サイトにて)連載時の後書きです。

 いつもお付き合い誠に有難うございます!

 こちらのサイトとツイッターにて仲良くしていただいております希都様より、『ワンピース姿のモモ』をとっても可愛らしく描いていただきました♪

 希都様♡ ステキなイラスト、本当に有難うございました!!

   2014年5月26日 朧 月夜 拝