「はい、そうです」
「改めまして、いつも子どもたちがお世話になっています。特に尚樹が」
「いえいえ、尚樹くんとても頑張り屋さんあので、私も良い刺激をいただいているんですよ」
「先生に担当してもらうようになってから、この子、家でも勉強するようになったんですよ。この前の学校の三者面談でも『2年生になってから授業も真面目に受けるようになったし素行も良くなったし、良い意味で別人みたいです』と言われて。きっと吉川先生のおかげなんだろうなあ、って」
「おい、もういいだろ」
俺が黙っていたら、恥ずかしいことをペラペラ話しやがって。
話し続ける母さんを遮ったつもりなのに、母さんは気にすることなく、「あんたも本当に感謝しなさいよ?」と少し説教めいた口調で言われる。
「……いちいち言われなくても、してるし」
今更言われなくたって、出会った頃からずっと感謝している。
何も知らないくせに「感謝しろ」と言う母さんに少し腹がたちつつ、そんな母さんの前で「感謝している」と口にすることも恥ずかしくて、思わず素っ気ない口調で言い返してしまう。
それでも沙帆ちゃんは嬉しそうに「ありがと」と笑った。
「先生、これからも尚樹のこと、よろしくお願いします」
出来れば祐樹もお願いしたいんですけどね、と母さんが苦笑しながら言うと、祐樹も後ろから「俺も担当して欲しいでーす!」と付け加える。
「改めまして、いつも子どもたちがお世話になっています。特に尚樹が」
「いえいえ、尚樹くんとても頑張り屋さんあので、私も良い刺激をいただいているんですよ」
「先生に担当してもらうようになってから、この子、家でも勉強するようになったんですよ。この前の学校の三者面談でも『2年生になってから授業も真面目に受けるようになったし素行も良くなったし、良い意味で別人みたいです』と言われて。きっと吉川先生のおかげなんだろうなあ、って」
「おい、もういいだろ」
俺が黙っていたら、恥ずかしいことをペラペラ話しやがって。
話し続ける母さんを遮ったつもりなのに、母さんは気にすることなく、「あんたも本当に感謝しなさいよ?」と少し説教めいた口調で言われる。
「……いちいち言われなくても、してるし」
今更言われなくたって、出会った頃からずっと感謝している。
何も知らないくせに「感謝しろ」と言う母さんに少し腹がたちつつ、そんな母さんの前で「感謝している」と口にすることも恥ずかしくて、思わず素っ気ない口調で言い返してしまう。
それでも沙帆ちゃんは嬉しそうに「ありがと」と笑った。
「先生、これからも尚樹のこと、よろしくお願いします」
出来れば祐樹もお願いしたいんですけどね、と母さんが苦笑しながら言うと、祐樹も後ろから「俺も担当して欲しいでーす!」と付け加える。



