校舎の外に出ると、少しだけ温かさを含んだ風が、俺の頬をなでる。
「いよいよ、か」
きっと彼女は俺の想いには応えてくれない。わかっているけれど、それでも伝えたいと思うなんて、どれだけ彼女のことが好きなんだろう。
カバンの中に入っている白色のギフトボックスを触る。
仲には2ヶ月前にもらったばかりのお年玉を全て費やし、かつ、母親から借金をしてまで購入した、ネックレスが入っている。
ダイヤモンドが、チェーンの緩やかなカーブに沿って並べられたシンプルなネックレス。
「先生、いつも可愛いアクセサリーつけてるよね!」
「先生、センス良い〜! 大学生になったら一緒に買い物行ってよ!」
女子生徒たちの言葉に「ありがとう、アクセサリー好きなんだ〜」と嬉しそうな笑顔を浮かべた彼女を思い出す。
「シンプルなデザインなので、長く使えますよ」
ネットで20代に人気のアクセサリーブランドを調べ、恥ずかしい気持ちを押し殺して実店舗を訪れた。
控えめだけれど、アクセサリーに無知な俺でも「上品だ」と思ったそのネックレスは上質な石を使っているらしく、価格は予算よりもかなりオーバーしていたけれど、「ずっと使えるなら」と覚悟を決めて購入した。
俺は傍にいることは出来ないけれど、ネックレスをつける時に、少しでも俺の存在を思い出して欲しい。
そんな重たい俺の気持ちも込めた、餞別のネックレス。
俺の想いは応えてもらえなくても、このネックレスだけは受け取って欲しい。
やっぱりこのネックレスを受け取ってもらってから告白するのが良いよな……。
どのタイミングでネックレスを渡し、告白するか。
何度悩んでも正解はわからないけれど、この順番だけは守ろう。
少しでも冷静になれるように大きく深呼吸をしてから、待ち合わせ場所のコンビニへ向かった。
「いよいよ、か」
きっと彼女は俺の想いには応えてくれない。わかっているけれど、それでも伝えたいと思うなんて、どれだけ彼女のことが好きなんだろう。
カバンの中に入っている白色のギフトボックスを触る。
仲には2ヶ月前にもらったばかりのお年玉を全て費やし、かつ、母親から借金をしてまで購入した、ネックレスが入っている。
ダイヤモンドが、チェーンの緩やかなカーブに沿って並べられたシンプルなネックレス。
「先生、いつも可愛いアクセサリーつけてるよね!」
「先生、センス良い〜! 大学生になったら一緒に買い物行ってよ!」
女子生徒たちの言葉に「ありがとう、アクセサリー好きなんだ〜」と嬉しそうな笑顔を浮かべた彼女を思い出す。
「シンプルなデザインなので、長く使えますよ」
ネットで20代に人気のアクセサリーブランドを調べ、恥ずかしい気持ちを押し殺して実店舗を訪れた。
控えめだけれど、アクセサリーに無知な俺でも「上品だ」と思ったそのネックレスは上質な石を使っているらしく、価格は予算よりもかなりオーバーしていたけれど、「ずっと使えるなら」と覚悟を決めて購入した。
俺は傍にいることは出来ないけれど、ネックレスをつける時に、少しでも俺の存在を思い出して欲しい。
そんな重たい俺の気持ちも込めた、餞別のネックレス。
俺の想いは応えてもらえなくても、このネックレスだけは受け取って欲しい。
やっぱりこのネックレスを受け取ってもらってから告白するのが良いよな……。
どのタイミングでネックレスを渡し、告白するか。
何度悩んでも正解はわからないけれど、この順番だけは守ろう。
少しでも冷静になれるように大きく深呼吸をしてから、待ち合わせ場所のコンビニへ向かった。



