身代わり少女は主人を慕う

宗吾様は、将吾様と奥様に、座るように促した。

「どうです?しばらく、二人を離れさせると言う事で。」

「当たり前です!」

奥様は、まだ興奮していた。


「今日は、この辺でお開きにしましょう。」

宗吾様は立ち上がると、ゆっくりと応接室を出て行った。

続いて、美晴さんが出て行き、応接室には私と将吾様と、奥様の3人になった。

「行こう。」

将吾様は、私の腕を掴んだ。

「将吾さん。その手を放しなさい!」

それだけでも、奥様はけたたましく怒った。

「お母様。私達の間には、本当に何もありません!」

「本当にあったのならば、大問題です!」

はぁはぁと大きく呼吸をして、奥様はまだ怒りが収まらないみたいだ。


「一体、どういうおつもり?」

奥様は、鋭い目先で私を睨んだ。