「なんか、すごいねこの子。頭いいのか悪いのか分かんねえや。
とりあえず涼ちゃんよりおてんばなのは確か」

「手に負えねえな、帰るか。行くぞ剛」

「通常運転っすよ、いつもこんな感じでぶっ飛んでるんで」

「なんなの?なんで変人扱いされてるの?ちょっとー!」



変人というレッテルを貼られた挙句、無視されて病室から3人は出ていった。


怒りが消化不良だけどまあいいや。


とりあえず壱華の身の回りの安全は確認できたし。


志勇の家に寝泊まりしてるなら外部から襲われる可能性はないはず。


壱華が無事であること、それだけでほっとして、その日はうなされることなくよく眠れた。