黒い龍は小さな華を溺愛する。


「おい、何話してんだよ、お前ら知り合いか!?」


秋元が私たちの間に入ってくる。


「いや。この女、常盤をつぶす計画のこと知ってんのかなーと思ってさ」


「え?つぶす!?」


今、なんて言ったの!?


「おいキサマ!それは言うんじゃねぇ!」


秋元が怒鳴り出す。


「常盤くんをつぶすって……どういうこと?手を出さないって、約束したじゃない!」


必死に食い下がる私を、秋元が睨みつける。


「うるせぇ!」


「なんでっ……!」


バシッ……



乾いた音が倉庫に響いた。


頬が熱くて、視界が歪む。


「黙れっつってんだろ!?」


床に倒れかけた私の腕を掴み、無理やり立たせる。


「お前は俺のモンだ、もうあいつの名前、口にすんじゃねぇ!」


引き寄せられて、体を乱暴に触られる。


それを見ている神楽のリーダーがヒューッと口笛を吹いた。


みんなの前でこんな屈辱……死んだ方がマシだ。