「やめてっ……痛い!」




一体何が起こっているのかわからない。


相羽(あいば)くんの家で一緒に勉強していただけなのに。


突然紙袋を頭から被せられ、目の前が真っ暗になった。


そして相羽くんだけだったはずなのに


誰かが私の腕を押さえつけている。


私は恐怖で頭が真っ白になった。


「あ……相羽く……ん?」


人間は恐怖に陥るとこんなにも声が出なくなるものなのか、蚊の鳴くような声しか出ない。



「ああ、手荒にしてごめんね?すぐ終わるから」


「……なにするの!?」



相羽くんの手なのか、誰の手なのかわからない。


着ていたワンピースを乱暴にめくり上げ、すべて脱がされた。


状況が全く理解できない私は、ガクガク震えが止まらず、なす術もなかった。