月夜 side
やっぱり無理があったか、少しは期待していた。俺は結構顔もいいほうだからもしかしたら…

俺の予想通り白咲さんには断られてしまった。

だけどこれから少しずつ距離を近づけていけばいいはずだ
白咲さんの困惑していた顔を見ると自分が図書室の姫なんて呼ばれてるのを知らないんだろうな。

確かに図書室の姫と呼ばれるのも分かる

俺が告白するために呼びに行った時も本を読んでいたし、白咲さんのことを知るためにこっそり見に行ったりしたが、いつも図書室か教室で本を読んでいて、内容が面白いのかコロコロと表情を変えていて可愛い。

間近で見るともっと可愛かった

きっぱり断ってこないことを考えるとまだ俺にもチャンスがあるってことか
絶対好きにならせてみせる。そうもう一度心に決めた