私(俺)の不器用な愛情表現【番外編】




地区予選。




私はプレッシャーに揉まれ、散々な成績だった。




煌くんも、あんまりだった。





煌くんは。走り終わった私が友達を待っている時に。




これから走る時だったから。ユニフォームだったけど、私の前に来ると周りをトコトコ歩き始めた。



煌くんさん。何をされてるんですかね?



話しかけろってことですか?



なんて思いながら。結局話しかけれなかった。












だけど、その後。後輩のやり投げの応援に行った時に、煌くんが後から来た。



その時は目は合わなかったけど、また視線を感じてみると煌くんが見ていた。




いつもはここで目を逸らしてたけど逸らさなかったらどうなるのかと思った私は、見つめてみた。




そしたら、煌くんも目を逸らさないから逸らすタイミングを逃した。








困っていた時に、煌くんが男子に話しかけられたから見つめ合いっ子は終わった。



寂しいような、ほっとする様な。という感じだった。