煌くんはと言うと。
あの時のはやっぱり事故だったんだと思うほどに何も無い。
本当に私のことを好きなら。
きっと、目が合ったりするもんね。
だけど、それさえもない。
いや、私が煌くんをあんまり見てないから普通か。
でも、そうであって欲しいのだ。
彼と私では住む世界が違いすぎるから。
彼の周りの人に私はきっと、受け入れて貰えないから。
合田先輩が全国に行って、お土産としてタオルを陸上部のみんなにあげた。
嫌われていた私には無いと思っていたけど、あったの。
きっと、貰ったことを知られれば。
川村先輩に酷いことを言われると思って、私は持って行かないことにした。
だけど、使ってくれてる。って思ったら嬉しいけど。
今の私は貰って感謝してるのに。
その思いは伝わらない。そう思って1度持って行った。
そしたら。川村先輩にバレてしまって。
影で
「遥輝さー。ほんまない。あの人が嫌われてるの知っとるのにさ!男子だって嫌っとるのに。なんであげるかな?お揃いとか嫌だで?」
そう川村先輩が言っているのを聞いた。
ごめんなさい。私のせいで。
でも、なんで。
遥輝凄いよね!あの人のことみんな嫌いで。
それでも、お土産あげるとか優しすぎるだろ。
って思えないし言わなかったんだろう。
それじゃ、性格悪いのでてるよ。
そう思った。
でも、1番は。合田先輩のことをそこまで言わせてしまった、私の軽はずみな行動が許せなかった。

