「美麗ー、そこにしたん?」
「うん。端が1番落ち着くじゃん。」
「あー!たしかに。となり誰?」
「隣?」
「そう!お前カンニングすんなよ?」
「隣、2年生だし。カンニングしたところで違う問題だよ?」
「え、あ。そなの?てか、しようとしてたんじゃん!」
「いや、カンニングって考えすらなかったわ。」
そういう綺羅がするんじゃない?なんて思ったり。
そう言いながら、煌くんをちらっと見る。
さっきまでの私と同じように机に伏せてる。
てか、机に伏せてる状態なのに。
なんで私も分かっちゃうかな。
ていうか。私の字とか答案用紙見られたら恥ずかしいんだけど。
私も見ればいいって話だけど、そんな勇気はないし。
はぁ。早く終わって欲しい。

