同窓会の話が来てから

どうにか同窓会に参加する為

仕事めちゃくちゃ頑張った


それでも少し終わるの遅くなってしまって


同窓会遅刻。

ホテルのロビーに着いて一息ついた。


空は居るだろうか?



会場は3階エレベーターで上がる


そして会場に入ると


ちょうど空を見つけた


中学の頃のように
友達と笑い合っている空がいた

思わず見入っていると



「おー!雄星!遅いぞー!」

と、声を掛けて来たのは

天野 洋太(あまの ようた)

中学時代の部活仲間だ


「悪い!仕事が長引いた!」


空から目線を外して

陽太達の輪にはいる



「何?また三浦見てた?」

ニヤニヤと陽太が絡んでくる


「見るだろ!中学ぶりだぞ?」



「だから、より戻せって言ったじゃん
中学ん時」


「俺から振っといて、言えるかよ」


「そうか?今も昔も、三浦はお前が好きだと
思うけど?」


何を根拠にそんな事言うんだよ


もしかしたら結婚するかもしれないだろ?

まだ結婚したって情報は入って来てないけど


「空が俺を?だったら良いけど」


「だってさっきから、こっち見てるって」



振り向けば

空と目が合った



一瞬、時が止まったかと思った


でも空は目線を逸らした


俺も恥ずかしくて逸らした


「何してんだよお前ら。良い歳して(笑)」


「うるっせぇなぁ。恥ずかしいもんは恥ずかしいんだよ!」