顔が夕焼けの光に照らされ、火照る。 胸の辺りが、焼き切れそうなくらいに熱くて、それと同時にきゅーって締めつけられたように息苦しさを感じる。 もう、なんか…自分の体のはずなのに、わけが分からない。 キミの表情を見る勇気がなくて、すぐに廊下へと歩き出した私はへにゃりと笑って、未だ席に座ったままの、キミの背中へ声をかけた。 「___も、もう帰ろっかぁ…!」 私達の帰りを促すように、カラスの鳴き声が聞こえていた。