「それじゃあ、これ___…よろしくお願いします」 頭を下げて、先ほど書き終えた天音への寄せ書きを先生に手渡す。 先生はニカッと笑い、「任せてくれ」とそれを受け取った。 クラスメイトに託された天音への寄せ書き。 だけど幼なじみだからこそ、俺の手から二人に…おじさんとおばさんに渡しに行くことに躊躇(ためら)いがあった。 一人娘を失って、まだ一ヶ月しか経っていないのに。 …無事に卒業した俺を見たら、悲しませるんじゃないか?と考えてしまい、怖かった。 その時。