ある日、母親に総合病院の精神科に連れていかれた。

そこでの診断は、心因反応だった。

それから椿季は、18歳から現在まで、病名は違うものの、定期的にメンタルクリニックに通って薬を飲んでいる。

椿季が精神疾患を患っても、南都は今までと変わらず椿季に接してくれた。

彼氏から友だちに戻り、少し気持ちも楽になったのだと思う…。

椿季は南都に未練があったが、表向きは友だちと接していた。

そうして、椿季が22歳の時に、南都とヨリを戻し、今では南都は椿季の夫となったが、変わらず、椿季を支えてくれている…。


【 完 】