本当にそうなのだろうか。

私はまだ信じれずにいた。

「確認しに行きます?」

沖田様はニヤッと笑った。

「どうせ明日、ここを出れば

貴方は江戸城に戻ることは無い。

ならばいっそ聞いてしまいましょう。

お二人の関係性を。 」

私は覚悟を決めた。

「はいっ! 」

夜といえど将軍の部屋まで

行くのは一苦労。

それでも何とか進んだ。

最後にお父様と向き合うために。