浅葱の姫。

「お待ち。」

そう言って差し出された

お饅頭を永倉様が

受け取ると

私たちはお店をあとにした。

「総司ー!」

「起きたか?」

そう言って襖を開けると

目を開いた沖田様がいらした。

「大丈夫ですか?」

「ええ。

あの日、

私に何があったんですか?」