「くそっ! それしかねぇな!」
ミチオが必死になって自分のスタンプを消そうとする。
しかし、いくらこすってみてもスタンプは消えない。
ミチオの手の甲はあっという間に真っ赤になってしまった。
「それ以上やると血が出るぞ」
タイセイに言われてミチオは舌打ちをして手を止めた。
「どうすりゃいいんだよ!」
ミチオがガンッ! と力まかせに壁を殴ったときどこかでカタンッとかすかな音が聞こえてきた。
「今の音はなんだ?」
タイセイがすぐに気がついて視線を通路の奥へと移動させる。
音がしたのはコノミが消えていった行き止まりの壁からだったのだ。
ミチオがもう1度壁を叩く。
カタンッ。
確かに聞こえてくる音。
ミチオが必死になって自分のスタンプを消そうとする。
しかし、いくらこすってみてもスタンプは消えない。
ミチオの手の甲はあっという間に真っ赤になってしまった。
「それ以上やると血が出るぞ」
タイセイに言われてミチオは舌打ちをして手を止めた。
「どうすりゃいいんだよ!」
ミチオがガンッ! と力まかせに壁を殴ったときどこかでカタンッとかすかな音が聞こえてきた。
「今の音はなんだ?」
タイセイがすぐに気がついて視線を通路の奥へと移動させる。
音がしたのはコノミが消えていった行き止まりの壁からだったのだ。
ミチオがもう1度壁を叩く。
カタンッ。
確かに聞こえてくる音。



