デス・チケット

コノミの顔に耳を近づけてみると、呼吸音も聞こえてくる。


「みんな生きてる!」


「本当だ。殺されてなかったんだ!」


嬉しさが一気にこみ上げてきて涙で視界が滲んでいく。


必死にその涙を押し殺して、私はコノミの体を揺らした。


「ねぇコノミ起きて! ここから逃げなきゃ!」


しかしコノミは目を開かない。


すーすーと規則正しい呼吸音だけが聞こえてくる。


「お願いコノミ! 起きなきゃここから出られないでしょう!?」


さっきよりも激しくコノミの体を揺らしたが、コノミからの反応はなかった。


「点滴で眠らされているんだ」


タイセイが隣にやってきてつぶやく。


全員につけられている同じ点滴に視線が向かう。


「それなら、これを外せば大丈夫なんだよね?」