デス・チケット

立ち上がって見回してみると10床のベッドがあり、それぞれ誰かが横になっているようなのだ。


タイセイの体を支えながら立ち上がり、一番手前のベッドへ近づいていく。


そこに横になっていたのは大きな男で、顔にも見覚えが会った。


「暴れてた幽霊だ!」


部屋の中で一際暴れていた幽霊が今ここで眠っている。


「いったいどうこと?」


まばたきをして更によく室内を観察してみると、ベッド脇には点滴が置かれていて、全員がそれに繋がれていることがわかった。


点滴パックの中には透明な液体が十分に入れられている。


しかし薬品名などは書かれていないから、なにが点滴されているのかわからなかった。


「もしかしてコノミたちもここに!?」


ハッと息を飲み、他のベッドを確認していく。


そこにいるのは全員みたことのある顔ばかり。


みんな部屋に閉じ込められていた幽霊たちなのだ。


その中にカズトモもコノミもミチオもいることがわかった。