「そうかな?」


「どうせならもっと楽しもう」


タイセイはそういい、景色を見るように促してきた。


今はまだ昼間だけれど上からの景色は最高だった。


遊園地の横に流れている大きな川が太陽の光でキラキラと輝いている。


「キレイ!」


「な? こうして見てるだけで十分に楽しいだろ?」


タイセイの言葉が私の中の不安な気持ちを綺麗サッパリ洗い流してくれる。


そうだよね。


せっかく特別なチケットを取ることができたんだから、楽しまないと損だ。


他のお客さんたちのことは気にせずに思いっきり遊んじゃおう!