最後の一夏君が笑った


何故だろう。気付いたら、六時間目が終わっていた。

なんで!?!?!?

「それは、詩音が寝てたからだよ?」

あぁー、私寝てたのか。。。

じゃなくて!?なんで私喋ってないのに、れにから返事きたの!?
本当に心読まれてるのか、、、

「れには心読む天才だね」

「それ褒めてるの?w」

「もう褒め褒めの褒めよ(?)」

「じゃあ、部活行って参ります。」

「いってらっしゃいでございますす」

れには部活行っちゃったし、私も行くか。。



あ。蓮もまだ教室にいるし、一緒に部室まで行こうって誘ってみようかな。

「れ、蓮ー!一緒に部室まで行かない?」

断られたらどうしようぅぅ。。。

「いいよ」

「ありがとう!」

よかったっ。。。普通に非常に嬉しい。

「じゃあ、行こう」

「うん!」

ちなみに私と蓮は、同じ美術部に所属している。
なので、時々今日みたいに一緒に部活に行っている。

「今日は部活何するのかな?」

「んー、うちの学校の美術部はほとんど自由な感じだから、今日も好きに絵描くんじゃないかな?」

「そうだね~、確かに結構自由だしね!」

この学校の美術部は、時々課題が出るだけでほとんどみんな自由に絵を描いている。

そんなことを話しているうちに、美術室についた。

「お疲れ様です~!」
「お疲れ様です」

「お疲れ~」

「今日は何か課題とかありますか?」

蓮が先輩に聞く。

「特になーし!!好きに描いてて良いよ~」

「分かりました、ありがとうございます。」
「ありがとうございます!」

やっぱり、今日も好きな風に描いていい感じなのね。

席についてなにを描こうか考える。


と、言っても私のスケッチブックは


彼ばかり。

ちょっと見すぎかな、、?

でもついつい、彼が絵を描いている姿が目に入って、


綺麗だ。


と思ってしまうものだから描いてしまう。


こんなことを思っている今でも、気付いたらスケッチブックに彼がいる。

気付いたら、彼を見ている。

彼を描いている。

私の目に映る、一番綺麗な彼を。