「ありがとう、お待たせ!」

ササッと購入して戻ってきたじゅりあ。

「あ、わり、俺ちょっとトイレ行くわ」

マイペースな累は、下手なタイミングでお手洗いへ。

「なあ、累置いてって中華街行かね?」

「あり」

りくの残酷な提案にけんたも乗っかる。

別に2人は累が嫌いな訳ではなく、
単純に置いてったら面白そうという高校生がよくやるいじりだ。

私たちも2人に付いていき、中華街へ。