Milky Way 〜あの日のふたりに戻れるのなら〜

☆☆☆


七月七日は、わたしにとって特別な日だ。

別れてからも。
別々の高校に通うようになってからも。
紫陽花の前で想いを打ち明けられたときのことを思い出すと、胸が熱くなる。

彼も、そうだったらいいのに。
なんて。
都合のいいことを考えたりもして。


『彼女ができたんだって』
『もう別れたらしいよ』
『次の彼女は、一ヶ月で終わったみたい』

彼の噂は、嫌でもわたしの耳に入ってくる。


次から次へと、他の誰かと肩を並べて歩く姿なんて、あの頃の彼からは想像もつかない。


変わってしまったんだ。
わたしの知らない彼になってしまった。


傷つけておきながら、ひとりで勝手に胸を痛めているなんて。
彼が知ったら怒るだろうな。