たった3畳の資料室。
渚くんと二人だけのこの状況。
心臓がバクバクで
太ももまで震えだす。
嬉しさよりも恥ずかしさが上で
今すぐ逃げ出したい。
違和感なくこの部屋から出る
演出をしなきゃ!!
ちっぽけな脳をフル回転させ
私は普段どおりの笑顔を
なんとか顔に張り付けた。
「渚くんも
資料部屋に用事ができた?
先生に
何か頼まれちゃったとか?」
「あっ……うん。そんな感じ」
「そっかそっか。
渚くんも災難だったね」
「うっ……うん」
渚くんは
さっきからうつむいたまま。
顔だって、こわばってる。
どうしたんだろう?



