何度も果てまで追い詰められて、お互いの汗が、熱い吐息が、想いが混ざり合って溶け合って。


最後はキスを交わしながら、私たちは同時に果てた。



ーーーーでも。



あられもない姿で荒い呼吸を吐き出しくったりとしている私に、和泉さんは、



「ーー灯ちゃん。ごめん、もう一回、いいーー?」



甘い声で、顔で、今日もまた私をそうやって絆しにかかるのだ。


……今のところ、和泉さんが一回で終わったことはない。


そして、私がそれを断らないことを、彼はもう知っている。


今日は、何回するんだろう……。


もう本当、体力が全然オジサンじゃない……!





この先の未来を彼と共にするならば、もう少し体力をつけた方がいいのかもしれないと、二回目の準備を終えて再び私に覆い被さってくる和泉さんを見ながら、私は切実に思うのだったーーーー。




ーfinー