クールな幼なじみが本気になったら

「当たり前だよ〜。だって、ひと目見てかわいいなって思ったから」

「わたしが…ですか!?」

「うんっ♪」


ミュウちゃんは、満面の笑みで頷いてくれた。

信じられないけど、とても嘘を言っているようには見えない。


「ここへは、どうしてこられたんですか…?」

「あ〜、律希くんに言われたんだよね。この体育館にくるようにって」

「…えっ」


りっくんが、ミュウちゃんに…そんなことを。


それを聞いて、わたしはあからさまに肩を落としてしまった。

りっくんからミュウちゃんを誘ったということは、…決定的だ。


この大勢の集まる場で、ミュウちゃんに告白するに違いない。



〈それでは遠野律希さん。愛の告白をする相手を、このマイクに向かってどうぞっ!〉


このままじゃ、りっくんがミュウちゃんに告白する場に居合わせてしまうっ…。