クールな幼なじみが本気になったら

…そりゃりっくんはかっこいいけど、そんなはずない。

だって、りっくんがこんな人前で愛を叫ぶなんて想像できない。


それに、わたしたちのお付き合いはヒミツだから、あのステージにりっくんが立つことはない。


だからその数秒後、あまりの驚きに心臓が止まるかと思った。


だって、全校生徒のほとんどが集まるこの『愛の告白大会』のイベントのステージに――。


わたしがよく知る、黒髪の長身のイケメンが現れたんだから。


そう。

それは、紛れもなく…りっくんだった!



「キャーーーーー!!律希くんだー!」

「ウソ!?マジ!?あの律希が、告白するの!?」


体育館内の女の子たちのボルテージは最高潮に。


モデルの律希の好きな人が、この学校にいるという驚き。

そして、告白されるのは自分かも知れないという期待で、女の子たちは盛り上がっていた。