クールな幼なじみが本気になったら

ふと、芽依の顔が頭に浮かんだ。


わたしが、こっちの道をきて正解だったのかもしれない。

芽依は虫が大の苦手だから、こんな草まみれの道なんて通れなかったはず。


だから、わたしがきてよかった。


そう自分に言い聞かせて、孤独と不安で押し潰されそうな心を、なんとか励ますしかなかった。



スタンプラリーが終了して、1時間がたとうとしていた。


初めは、雨の湿気で蒸し暑いと思っていたものの、徐々に体が冷えてきて寒くなってきた。


太陽も傾き、もしかしたらこのまま夜まで見つけてもらえないんじゃ…。

そんな不安の波が押し寄せてきた。


雨は上がりつつあるけど、徐々に空が薄暗くなり始める。

思い描いていた最悪の事態が現実になるような気がして、わたしは恐怖で体が震えた。


「だれか…。だれかいませんか…!?」