クールな幼なじみが本気になったら

10分ほど歩いて、そこで足を止めた。


やっぱり…おかしい。

先に進めば進むほど、人の手が加えられていない背丈の高い雑草が茂っているし、『野犬注意』なんていう壊れた看板も立っている。


絶対、こっちの道なんかじゃない。


そう思って、きた道を引き返そうとしたとき…。

頬に、冷たいなにかが当たった。


手をやると、それは水滴。

もしかしてと、木々で覆われた空を見上げようとしたら、一瞬のうちに大量の雨が降ってきた…!


「…夕立!?」


突然の雨に、わたしは必死に走った。

もともと草木が生い茂って薄暗い道だったから気づかなかったけど、空は黒い雨雲で覆い尽くされていた。


なんとか目に留まった大きな木の下に入って、わずかなスペースで雨宿りをすることに。


しかし、ここでふと思った…。