アパートへ帰ると、桜子は智也に言った。


「智也、あたしこれから忙しくなるの。あたしに協力してほしいの。あたしを愛してるなら、あたしの言う事を聞いて欲しいの。」


智也は、こんな桜子は見た事なかった。19のくせに、自分より3つも年下のくせに。
妙に大人っぽくてドキッとする。


「わかってるよ。俺、テストも終わったし。」


「そう、あたし明日から忙しくなるわ。ねえ…、その前にさ…智也…。」


桜子は、智也の首に腕をまわした。そのまま2人は、ベッドに寝転ぶ。


「ねえ、あたしイケてる?」


「うん、大丈夫さ、イケてる。綺麗だ。」


2人は布団にもぐりこんだ。