隣の君は、太陽の笑顔





試合が始まった。


相手は西山第一高校で、白に黒のラインの、シンプルなデザインのユニホームだった。





試合は、前半、西山第一が少し優勢で、流れは西山第一にあるように思えた。




今現在、ハーフタイムが終わろうとしているところだ。


大丈夫、頑張って。




後半戦が始まった。



…なんとか東海道が食らいついていってる、という感じに見えた。


甲斐くんたちの表情は険しく、さっきの試合より疲れているように感じた。





後半戦、結果は同点で、延長戦まで引き続いた。





延長戦は、前半5分、後半5分で行われるみたいだ。


前半、西山第一に2点を奪われてしまった。


後半、なんとか1点もぎ取ったものの、同点に持ち込むことは出来なかった。













結果は、西山第一高校の勝ち。






———東海道高校は負けてしまった。






























選手たちは体育館を出て、それから少しして甲斐くんから連絡が来た。



【今日来てくれてありがとうな】

【ごめん、これから一旦学校帰って反省会することになったから、先帰ってもらってええかな?】

【負けてしもて、すまんな】