隣の君は、太陽の笑顔

「あ、あやちゃん、私、男子と連絡先交換したの初めてなんだけど、どうしたらいいかな?」


「うわ、なにそれ、可愛い」


「え?」


「あ、気にしないで」


「?」


「初めてだったの?」


「初めて、です。」
 

「あぁ、だからさっき。なるほどねー」


「?」


「ザ・ピュア!!初々しいわ」


「??」


「わからなくて大丈夫だよ〜」


「?うん?」


「そっかー、男子と連絡先交換するの初めてかー、そうかそうかー……、、させません。私の千咲が男子なんぞと交換させません。」


「へっ?」


「即ブロックしなさい。」


「え?」


「…っていうのは嘘で〜」


「ん?」


「いやぁ、交換して欲しくないのは本心なんだけど、このピュアさをもっと見たいからなぁ。」



全然話が掴めない私は、あやちゃんの話をあまり理解してないままとりあえず聞いていた。



「えっと、亮晴との連絡だっけ?」


「うん」


「…あんまり気にしなくてもいいと思うよ。普通に会話するみたいに。」


「そうなの?」


「相手が亮晴だから、そこんとこは気にしないで大丈夫だと思う」


「わ、わかった」


「ま、大丈夫だとは思うけど、何かあったら連絡してね!千咲を困らせたら許さん。」


「うん、ありがとう。頑張ってみるね」


「報告してよ?」


「わかった〜」