＊
一緒に帰る途中、あやちゃんに訊ねられた。
「ねぇ、千咲、今のは何かなぁ」
「また明日ってしただけ、だと思います。」
「っじゃなくて、すごい仲良くなってない？！亮晴と。すごいじゃん」
「え？」
「え？じゃなくて〜。亮晴と、男子と普通に話せてるよね？」
「あっ、ほんとだ」
「今気づいたの？」
「うん。……甲斐くんはなんていうか、すごい話しやすくて、緊張しなくていいっていうか、安心して話せてるっていうか…。」
「…まぁわからんでもない。」
「だから甲斐くんはノーカウントじゃないのかなって思ってしまったのですが。」
「いやいや、亮晴はちゃんと男子でしょ。」
「まぁそうなんだけど。なんていうかなぁ、甲斐くんのお陰だから、私が努力してないっていうか。カウントしちゃいけない感じがする。」
「カウントしたらいいのに。………ま、千咲がそう言うならべつにいいけど。」
「うん」
「けど、話せてることは話せてるじゃん。成長してるでいいと思うよ？」
「そう、なのかなぁ？」
「そう思ってたらいいって！」
そう言われたら、素直に嬉しいと思ってしまった。
一緒に帰る途中、あやちゃんに訊ねられた。
「ねぇ、千咲、今のは何かなぁ」
「また明日ってしただけ、だと思います。」
「っじゃなくて、すごい仲良くなってない？！亮晴と。すごいじゃん」
「え？」
「え？じゃなくて〜。亮晴と、男子と普通に話せてるよね？」
「あっ、ほんとだ」
「今気づいたの？」
「うん。……甲斐くんはなんていうか、すごい話しやすくて、緊張しなくていいっていうか、安心して話せてるっていうか…。」
「…まぁわからんでもない。」
「だから甲斐くんはノーカウントじゃないのかなって思ってしまったのですが。」
「いやいや、亮晴はちゃんと男子でしょ。」
「まぁそうなんだけど。なんていうかなぁ、甲斐くんのお陰だから、私が努力してないっていうか。カウントしちゃいけない感じがする。」
「カウントしたらいいのに。………ま、千咲がそう言うならべつにいいけど。」
「うん」
「けど、話せてることは話せてるじゃん。成長してるでいいと思うよ？」
「そう、なのかなぁ？」
「そう思ってたらいいって！」
そう言われたら、素直に嬉しいと思ってしまった。
