俺の側にずっといろ、生涯お前を守る

車を駐車場に停めて、助手席のドアを開けてくれた。

車にロックをかける。

次の瞬間、真山さんは自分の腕を差し出して「もし、いやじゃなければどうぞ」と言ってくれた。

えっ、真山さんと腕を組んで歩くってこと?

今まで、いつも私の後ろに少し離れてついてきたのに、今日は私の横に真山さんの姿がある。

「ありがとう、ではお言葉に甘えて」

私は真山さんと腕を組んで歩いた。

真山さんは私より背が高く、見上げる感じだ。

私がニッコリ微笑むと、真山さんも笑顔をくれた。

心臓がドクンっと跳ねた。

お願い、このまま時間が止まって。

もう、真山さんから離れたくない。

ジュエリーショップが何軒かあって、店に入った。

「どっちがいいかな」

私が悩んでいると、真山さんが「まりえさんにはこっちがいいと思いますよ、自分はこっちの方が好みです」と、アドバイスをくれた。

「それじゃあ、真山さんの好みの方にするね」

私の言葉に真山さんは照れ笑いを見せてくれた。