俺の側にずっといろ、生涯お前を守る

「真山亮くんだ、今日からお前のボディーガードを頼んだ男性だ」

「真山亮です、よろしくお願いします」

「ボディーガード?」

私はびっくりしすぎて、お父様の考えにはついていけないと思った。

「一人暮らしを許可する、そのかわり真山くんのボディーガード付きだ」

「ちょっと待ってください、私は四六時中監視されるのですか」

「監視ではない、真山くんはお前の危険を回避するためのボディーガードだ」

うそ!危険って、なんの危険よ。

「お前に変な虫がつかないように、また一人暮らしは色々なリスクを伴うものだ、だからいつでも真山くんがお前の側におるから頼るんだ、いいね」

「お父様、真山さんは男性です、危険ではないのですか」

「仕事だからな、護衛する対象者に万が一惚れたり、手を出すようならボディーガードは失格だ、真山くんは優秀だから心配ない、それに一緒に住めと言ってるわけではない」

「では、どのようにして私を守ってくれるのですか、いつでも側にいるとお父様はおっしゃいましたが……」