俺の側にずっといろ、生涯お前を守る

「私は真山さんの奥さんでも彼女でもないんですから、そんなに必死に弁解しなくてもいいと思いますけど」

「この仕事は信頼されなくては成り立ちませんので」

「もう、分かりました、ではおやすみなさい」

私は自分の寝室へ入った。

私,真山さんにヤキモチ妬いてるの?でも彼女じゃなくてホッとしてる。

ドキドキと鼓動が鳴り響いて一睡も出来ずに朝を迎えた。

キッチンで真山さんが朝食の支度をしている音が聞こえてきた。

そっとドアを開けると、私の姿に気づき、真山さんが挨拶してくれた。
「おはようございます、すぐに朝食が出来ますので少しお待ちください」

真山さんは手際がいい、私はのんびりしていて、支度にも時間がかかる。

昨日の間近に真山さんの顔があったことと、上半身の裸を見せつけられて、ずっとドキドキが止まらない。

次々と妄想が浮かんで、まるで少女のように浮かれてる。

私はじっと真山さんに見惚れていた。

「まりえさん、そろそろ支度をなさってください」