それをエリーに言えばエリーはやれやれ、といったふうに頭を抱えた。
「私の中でさ、唯くんは特別なんだよね」
「特別?」
「うん。唯くんは簡単に私を幸せにするし、簡単に不幸にも出来るの」
私にとって唯くんだけは特別で。
彼のちょっとした言動や仕草に一喜一憂する。
私の中には唯くん専用バロメーターというものが存在してて、それは案外簡単にMAXまでいき振り切ってしまうのだ。
本当にちょっとしたことで。
だけど反対にちょっとしたことで一気にゼロになることもあるからやっかいだ。
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